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911ユダヤ戦争 PAGE 11−9

イラク戦争実況中継

▲ラムズフェルドは、反対を押し切って少ない兵力を投入。苦戦。

 

イラク戦争が始まって10日ほどたった現在(2003年4月1日)、当初から大量に兵力を投入して一気にフセインを倒そうと主張した国防総省に対して、ラムズフェルドは、執拗に少ない兵力での開戦を言い張り、ゴリ押ししてし います。そして、今、兵力の不足から、バグダッドへの進軍が中断されました。非常に不可思議な作戦です。ですが、不可思議でもなんでもなかったかもしれないのです。 ネオコンにはネオコンの目論みがあったと。

 

「米メディアは、開戦前に、フランクス中央軍司令官ら国防当局の一部が戦力の充実を待つべきだと進言し、ラムズフェルド長官がこれを無視したと報じている。」

「ラムズフェルド長官はイラク開戦前の準備段階で少なくとも6回にわたり、地上部隊の数を大幅に縮小するよう主張し、自分の意見を押し通した。同長官は、米中央軍のフランクス司令官の助言も拒否したという。同司令官は、トルコからの進軍が不可能となった部隊を別ルートからイラク入りさせるまで、開戦を遅らせるべきだと進言していた。 」ということなのです。

 

また、「米主導軍は、数日中にバグダッド包囲できるが、市街戦を戦うのに必要な「圧倒的軍事力」を保有していない。」となると、包囲は出来ても、バグダッド攻略は事実上不可能ということでしょうか?

 

専門家の中には、既に、この戦争はブッシュの負けだと判定している方もいま した。イスラエルのためのネオコンが、意図的に戦争を不利に導 びこうとしたということだったのでしょうか?

 

 

▲ところが、組織的な抵抗もなく、バグダッドは陥落してしまった。。

 

少数の兵力での苦戦に米国全体から非難の声が上がりました。ラムズフェルドの退陣の話も持ち上がりました。かわって、パウエル長官の持論の大量投入に切り替える方針が決ま りました。米本土に待機していた10万の増援兵力が派兵されることになました。

 

ところが、増援が到着するのを待たず、米英軍は首都バグダッドを包囲し、国際空港をも攻略してしまったようです。なんだ、最初からできたのに、わざとやらなかったのか?....といった印象 を持つかもしれませんが、むしろ、フセイン側が戦わずして、意図的に首都を明渡したと見た方がよさそうです。フセインとブッシュの裏取引が取り沙汰されている原因でもあります。

 

イラク主戦派の中心人物だったリチャード・パールがアラブの武器商人との癒着を追及されて辞任し、ここでさらにネオコンの中心のラムズフェルドも失脚すれば、ブッシュ政権内部のイスラエル勢力は、総崩れになります。そんな理由もあり、「泥沼化」を少し先延ばしに したと言うことでしょうか?

 

その次の焦点は、バグダッド市内での攻防でした。500万の市民を巻き込めば、国際的非難を浴びます。包囲は出来ても、それから先に進めるのが難題です。米軍兵士を狙ったテロも多発する と思われました。ところが、すんなりと大した抵抗もなく、バグダッドは開城されました。 そして、ブッシュ政権は、ハイテク兵器が勝利を呼び込んだと喧伝しました。

 

▲闘わずに消滅したフセイン政権の不思議。「裏取引」があったのでしょうか?

 

バグダッド攻防戦は、あっけない結末でした。組織的な抵抗は見られませんでした。田中宇氏も、闘わずして消滅したフセイン政権に疑問を呈しています。次の号では、「密約」に触れられるのでしょうか?少数の兵力で首都攻略を試み、一時は半ば失敗して失脚の寸前だったラムズフェルドは、一躍英雄になりました。一方で、大量投入を主張し、ラムズフェルドらユダヤ・ネオコンと対立したパウエルは、面子丸つぶれ。政権から中道派、パウエルを追い出したいユダヤ・ネオコンにしてみれば、「してやったり」と言った感じではないでしょうか?だが、なにかおかしい。20万の兵力を持っていたはずのイラク軍は、どこに行ってしまったのか?10万の増援を待って侵攻するはずが、突如、包囲戦を開始し、簡単に首都陥落させてしまった米軍の不思議。アル・ジャジーラの報じたロシア情報機関筋の「密約」情報が気になります。

 

「カタールの衛星テレビ局アルジャジーラは9日、ロシア情報機関の話として、CIAの要員が極秘裏にイラクのフセイン政権と接触し、フセイン大統領ら政権幹部の国外逃亡を保証したと報じている。モスクワ発で伝えたところによると、9日にアッサリとバグダッドが陥落したのは、米国側がフセインらの出国を認める代わりに、フセイン政権が共和国防衛隊などによる組織的抵抗を停止するとの「取引」があったからだという。 」

 

アラブ社会では、「裏取引」に応じてサダムは、戦わずに逃げた!とみなす人が多いようです。ロイター通信も、この「陰謀説」に言及しています。しかし、「陰謀説」で片付けられるほど、フセインとCIAの関係は単純では無いと思いますが。

 

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イラン・イラク戦争当時、固い握手を交わすラムズフェルドとサダム・フセイン

 

もし、ブッシュとフセインの間で裏取引があったのならば、フセインの生地、ティクリートでの攻防戦で、イラク軍に大量破壊兵器を「使ってもらう」ことで、「ブッシュ援護」が行われるかもしれません。もしくは、使用されないまでも、「発見される」ということになれば、戦争の大儀であった「大量破壊兵器」にお墨付きが付与されることになります。フセインとブッシュ親子の関係は、「敵対関係」では割りきれない過去があります。

 

イラン・イラク戦争では両者は、盟友でした。イランの宗教革命がアラブ産油国に波及し、産油国の王族支配を脅かすことを、サダムが予防してくれたのです。ブッシュが仕えるユダヤ石油資本がサウジやクエートに持つ石油権益を守ってくれたのです。そして、湾岸戦争すら、結果的にはサダム・フセインが、ブッシュの背後の黒幕の利益を図ったことになるのです。要するにサダム・フセイン様にクエートに侵攻していいただいたおかげで、ブッシュの背後のユダヤ石油メジャーは、中東の石油利権を取り戻せたということです。そして、クエート侵攻が事前に計画されていたと思われる...そうなると、フセインは米利権集団の協力者ということになります。米国の天敵の筈ですが.........

 

なんだか、裏取引を窺わせるような妙な記事がありました。ブッシュ政権は、サダム・フセインがバンカーバスター爆弾で爆死したのではないか?とほぼ死亡説をとっているのですが、そうなれば、当然、爆発現場で、骨も肉片もかき集めてDNA鑑定に必死に取り組むと思ったら......現場には米軍が入っておらず、未だにイラク民兵がいる。自由に出入りが出来るという事態に首をかしげた共同通信が、疑問符つきで報道をしています。ブッシュ政権の「サダムは死んだ」なる説明は、「サダムは死んだことにしておく」と聞かなくてはならないのでしょうか?

 

おまけに朝日新聞の記事では、「フセイン大統領は死なず? 暗殺狙った空爆、実は隣の家」ということで、フセインがいたとブッシュ政権が主張する家は破壊されていなかったことも判明しました。不可思議な話です。

 

 

▲戦わなかった精鋭二個師団がゲリラ化し、イラクを泥沼戦争に導くシナリオですか?

 

さて、ユダヤ・ネオコンにしてみれば、米軍をイラクに縛り付け、いつまでもイスラエルの庇護者として常駐してもらいたいところです。一方で、ユダヤ兵器産業は、ベトナム戦争当時の物凄い軍需景気の再現を夢見ているでしょう。戦わずして、どこかに消えた二個師団 の一部が、ゲリラ部隊になって、いつまでも米英軍を悩ませてくれれば、撤収の目処はたたず....となります。そんなシナリオがあるのか?まだ、わかりませんが、このまま素直に平和が戻るとは到底思えません。シナリオライターもいくつかの選択肢を持って、次の局面を演出すると思います。メディアや仏独露中の顔色を見ながら。一つ、面白い未来予測的文章をご紹介しておきます。要約すると、こんなところです。

 

1227.米国のユニテラリズムについて

▲当分ネオコン、一国主義のボルトン、ウォルフォウィッツ(★勿論、二人ともイスラエル・エージェントのユダヤ人)などがこの理論的な構築をしたが、彼らが権力を持つことになる。この2人が考えていることは、中東全体の民主化であり、中東地域での戦争である。

 

▲ソ連などの共産主義が崩壊して、米国・イスラエルは次の敵をイスラム教とその国家と見なしている。イスラエルの生き残りのためにも必要であると考えている。

 

▲日本も安全保障体制を混乱の時代に適応する必要がある。自衛隊から軍事力の保持へ国家戦略を変換する必要が出てきている。(★この辺が、在日右翼の狙い目ですね。)

 

▲今後、英米軍の軍統治が始まる。しかし、この統治が上手く行くためには、イラク国民の意思がどう出るかで決まる。もし、反米に傾くと、イラクの2個師団以上の兵がゲリラとして、立ち上がることになる。フセイン政権要人もほとんど、居なくなっている。(★泥沼化?)

 

▲米国はトマホーク保持台数が2000台を超えると、再度どこかイスラム地域の国家解放に向かうことが読める。ブッシュは次にどこを狙うのであろうか??シリアは軍事弱小国であり、今から3年の間に外交で米国に押しつぶされる。次の戦争はイランとの間であろう。トマホークの生産台数から3年後のような気がする。(★ユダヤ兵器産業は、大喜び。)

 

▲もう一つの次のシナリオ........イランとの戦争準備

 

バグダッド攻防戦で大した抵抗が行われず、フセインの軍が温存されていることに、もう一つの見方があります。

 

イスラエルの生存を確保するというユダヤ・ネオコンの真意を達成するためには、核開発力を持ち得る周辺の反イスラエル国家を無力化しておきたいところです。NYTが、米軍がイラクの四箇所の空軍基地を長期間使用すると書きました。ロックフェラーらユダヤ資本家の代弁者であるNYTが......です。ユ

 

十九日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、米国防総省がフセイン体制崩壊後のイラク新政権との間で、同国内の主要四基地を米軍が長期にわたって使用できる新たな軍事関係を結ぶ計画があると報じた。複数の米政府高官が明らかにした。それによると、中東に新たな危機が発生した場合に迅速な軍事展開を可能にするのが目的。

 

ユダヤ・ネオコンの大イスラエル計画が、着々と進行中ということです。シリアは、トルコ、イラク、サウジの米軍とイスラエル軍に四方八方から囲まれて、もうなにも出来ません。イランは、イラク・サウジの米軍とアフガンの米軍に挟まれて、こっちもがんじがらめ。なるほど、完全な包囲網です。アフガンとイラクは、どうしても抑えておきたかったのですね。911が、イスラエルの生存、さらには大イスラエルの建設を目的とした用意周到な計画であったことが、窺い知れます。

 

ユダヤ・ネオコンの次の標的の一つ、イランは、シーア派の国家です。一方、イラクの国民の65%を占めるシーア派は、反フセイン勢力であり、イランとの関係も深い人たちです。そのシーア派の戦後の情勢に注目すべきです。イラク戦争の激戦は、イラク南部で行われました。米軍と戦い疲弊したのは、シーア派主力の部隊でした。一方で、スンニ派であるフセイン政権直属の部隊は、戦わずにして、無傷のまま行方をくらませています。戦争直後、イラクに入ったシーア派指導者は、何者かに暗殺されました。フセイン政権の情報相はシーア派でしたが、自殺したと報じられました。米国主導で始まった暫定政権作りにシーア派が参加を拒否しています。そのシーア派指導者は、戦争までイランに亡命していました。二万人規模の反米でもが行われましたが、シーア派の動員でした。 そして、フセイン体制の母体であったバース党員の再雇用が始まっています。

 

もう既に、シーア派、つまり、イランとブッシュの占領軍との間で、冷戦が始まっていると考えます。イラクを米の盟友、サウジ、クエートと同じスンニ派の拠点として温存し、シーアであるイランと対峙させようとしているのでしょうか?フセインとブッシュの裏取引が疑われる情報がある以上、フセインの軍隊がイランとの戦いに投入される、つまり、第二次イラン・イラク戦争が勃発すると読んだ方がいいかもしれません。

 

▲まず、報道陣に口封じ・恫喝目的の砲撃と爆撃

 

バグダッドで、まずブッシュ政権が行ったのは、メディアの現場部隊を沈黙させることです。バグダッドのホテルに陣取った報道陣に砲撃が加えられ、死傷者を出しました。 不思議なことに、犠牲者は、ブッシュ政権にとって煩い記事を書くロイターの記者たちでした。市内の掃討戦で市民に巻き添えが多数発生しても、報道させないための恫喝策ということでしょう。また、「大量破壊兵器などどこにもない」と、ブッシュ・隠れユダヤ政権の痛いところを報道するアルジャジーラも ミサイル攻撃を受けました。アル・ジャジーラはブッシュ政権の目論見通り、イラクからの取材班の撤退を決めました。ブッシュ政権の口封じ作戦が着々と進んでいます。(どうやら、ブッシュ翼賛のユダヤ・メディアであるCNNや三大ネットワークの記者たちは、ホンモノの事故でもない限り、死なないで済むようです。)

 

講談社のフライデーは、現地に女性記者を送りこみ、虐殺された市民の死体の生々しい映像を掲載しました。「虐殺」が行われていることを、なんとか伝えようと努力している姿勢が見られます。アメリカのユダヤ・メディアは絶対に同じ事はしないでしょう。ただし、彼女も危ないと思います。

 

報道陣にとって敵は、フセインではなく、ブッシュです。非ユダヤ・メディアが狙われる.....

▲いつもの通り、ヒーロー・ストーリーを捏造するブッシュ政権・「解放を喜ぶイラク市民」映像も、やらせ。

 

アメリカ人は、自国の軍隊が「解放軍」であると思いこまされたままです。そして、いつもの「ヒーロー・ストーリー」が展開され、単純かつ無知蒙昧なアメリカ人が簡単に騙されます。

 

■日刊ゲンダイ 2003.04.11

白人美人捕虜救出のインチキ舞台裏も判明

 

戦争開始の三日前、3月17日に「ジェシカ・リンチ」のサイトが米海軍を顧客にもつ広告代理店によって登録されていたことが判明した。その意味するところは、明白であろう。

 

ということで、全米を湧かせた、決死の美人捕虜救出作戦も、開戦前に予め決まっていたシナリオ通りでした。ペンシルバニアの「格闘美談」以来、ブッシュ政権は、捏造に凝っていらっしゃるようで。ですが、日本のメディアは、まだユダヤ資本の言いなりになるところばかりではありません。

 

また、「解放を喜ぶイラク市民」なる映像が垂れ流されました。米国民の多くは、「やっぱり我が軍は、解放軍だったんだ、良かった。正義の戦いだ。」と納得し、改めてユダヤ傀儡ブッシュ政権を支持しているようです。さて、その「慶んでいる一般市民」と言うのは、国外から米軍と一緒に帰国したイラク反政府勢力の連中だったようです。馬鹿馬鹿しい。

▲フセイン打倒後は、親イスラエルのネオコン退役少将が占領司令官になるはずだったのですが?

 

田中宇さんによるとフセイン政権打倒後の暫定統治を担当するのが、親イスラエルのネオコン的人物に内定していると言うのです。(実際に2003年4月21日、復興人道援助室長として、バグダッド入りしました。)イラクには、反フセインはいても親米はいません。ましてや、親イスラエルは絶対にいません。その忌み嫌われるイスラエルの紐付きの人物が、イラクを占領統治して、「民主化」を進めるというのでしょうか?

 

こうなると、もはや、わざと軋轢を起こそうとしているようにしか見えません。「イスラエル」に占領されたイラクを奪還しようと、中東全域の民衆が蜂起するのではないでしょうか?鎮圧を名目にあちらこちらに米軍が派遣され、中東のイスラム圏を次から次に叩きのめす。イスラエルが攻撃されれば、これ幸いにイスラエルも参戦してくる。

 

中東のベトナム化。米国、世界経済がどうなっても構わない。大イスラエルが建設できれば、ユダヤ民族はそれでいい。それに、兵器産業と石油産業は安泰。ユダヤ自身は儲かる。アラブ側にもカショギなどを通じて武器を買わせ、紛争を激化させる。イスラエル式やらせ自爆テロを併用する。 アメリカはユダヤとイスラエルに完全に利用されています。

 

911ユダヤ戦争。(もっとも、これからは、その本音をひた隠して、パレスチナの和平を進めるかのような振りをするでしょうけれど。そのブッシュの和平の努力を、いつものヤラセテロが、予定通り、ぶち壊すわけですが。)

 

東京新聞も、ガーナーなるユダヤ・ネオコンの人物の性格をはっきりと描写しています。

 

「ガーナー氏はネオコン系シンクタンク「国家安全保障ユダヤ問題研究所(JINSA)」の文書署名者の一人で、INCはことし、異例にも米国のユダヤ系最大ロビー団体「米・イスラエル公共問題委員会(AIPAC)」の大会に当初、招待が予定されていた。これらの事実からも「フセイン後」人事が米国政権内のイスラエル右派と親しいタカ派のネオコンが牛耳っているのは明らかだ。」

 

現在のアメリカは、やはり、「ユダヤ国家アメリカ」です。

 

しかし、このあからさまなイスラエル寄りの人事は、結局はガーナー氏の解任で幕を閉じました。あまりにもユダヤ・ネオコン色の強いやり方に批判が集まり、また注目されたからです。ネオコンは世界の目を気にしています。




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