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99年10月12日マスコミ各社に送ったメールです。


この時点では、まだ何もわからない状態で、半ば推測 でこの文章を書いていました。警察にも会う前です。従って、ただの妄想に過ぎないと思われても仕方がなかったと、今になっては思います。思い違いもいくつ かあります。ただし、これとほぼ同じ内容の文書を悪徳警察官に読ませて後の、彼らの慌てようから考えると、核心部分は事実に相違なかったと思います。日付 が10日となっていますが、実際に送付したのは12日と思います。


差出人 : ■■■■

宛先 : 読売新聞 <yomidas@yominet.ne.jp>; 週刊現代 <wgendai@kodansha.co.jp>; 日刊スポーツ <webmast@nikkansports.co.jp>; 毎日新聞 <simen@mbx.mainichi.co.jp>; 産経新聞 <sankei1@sankei.co.jp>; 夕刊フジ <info@zakzak.co.jp>; 日刊ゲンダイ <gendai@kcs.ne.jp>; 共同通信 <feedback@kyodo.co.jp>; 週刊ポスト <editorial@weeklypost.com>; 日本テレビ <admin@ntv.co.jp>

日時 : 1999年10月12日 23:04

件名 : 未発覚の保険金殺人事件とオウム真理教の関与について情報提供します。


編集者・ディレクター殿  巷では、オウム真理教に同情的な意見すら出てきています が、オウムが相変わらず凶悪な殺人集団であり、今現在も薬物による殺人代行ビジネスを資金源にしていることを、ご理解いただきたいと思います。私が見てき た複数の保険金殺人について、実名を挙げて詳説しますので、是非報道してください。この情報の重要性に気がつく方が、一人でもおられることを期待します。

保険金殺人とオウム殺人代行会社


オウム真理教の現在の資金源は、パソコンショッ プなどではない。本当の資金源は、殺人代行による莫大な収入である。オウムが地下鉄サリン事件・坂本弁護士一家の事件などを引き起こす以前から現在まで、 継続している「地下事業」が、なぜ今まで発覚しないのか、その構造を考察することで、明らかにしたい。


殺人代行システム:オウムは、ある時期から医師、看護婦、薬剤師、化学専攻者、警察官、そして暴力団関係者を信者に加えてきた。事件発覚後も同様の人材の確保に力を入れている。その目的は、最大の資金源である殺人代行ネットワークの拡充である。


生命保険金の魅力:殺したい人間がいる依頼者は、通常は犯罪がらみでターゲットの口を封じる必要があるか、殺すことで自己の金銭的利益を得ようとする。その両方である場合も多い。さらに、生命保険から大金が得られ、しかも発覚の恐れがないとすれば、飛びつく顧客はいくらでもいる。オウムと周辺の犯罪者たちは、需要に応じた、優れた完璧な殺人システムを作り上げたのである。


薬物の効果:依頼者は、ま ず、入念な行動計画を立て、ターゲットを指定の時間・指定の場所で、催眠導入剤などの薬物にて昏倒させる。薬物は予め、オウムから支給されたものを指示ど おり使用する。アルコール類に混入させる場合が多い。オウムの薬物研究が大いに役立っている。ターゲットに同行していた依頼者が、予め指定されていた病院 にターゲットを送り込む。仕事の都合と称して、ハイヤーを待たせておき、その車で病院に直接運ぶというのが一番確実であり、良く使われる手段。オウムは現 在でも監禁事件などで、向精神薬・筋弛緩剤を使用していると報道されており、まさしく一番得意な分野である。


診断書:病院では、オウム医師・看護婦が、睡眠薬を投与してターゲットを昏睡させる。すぐに殺害すると司法解剖の対象となる危険のある場合は、時間を置いてから、筋弛緩剤などで殺す。既往症のあるターゲットであれば、関連性のある病名で死亡診断書を 書き、それ以外の場合は、クモ膜下出血など一般的な突然死因を記載する。もちろん、予め偽のエックス線写真などのデータを用意しておき、カルテも最初から 虚偽事項を記載する。さらに、オウム医師でなくても、金で診断書の内容を変えさせるのは、普通の医師でもやってくれることである。ちなみに、和歌山カレー 事件の林被告が亭主の怪我の際に、十数万円の謝礼で、医師に虚偽の診断書を出させている。医師もそれを認めている。倫理観の欠如した医師など、掃いて捨て るほどいる。おまけに、日本医師会の圧力により、カルテは原則非開示である。


警察関係者:ただし、警察関係者や法医にも金で動かせる人間はいくらでもいる。裏金で、適当な死体検案書が 手に入る場合は、あえて司法解剖を恐れることもない。警察内部のオウム信者は、情報収集と協力者の取り込み・買収に活躍する。死亡診断書でも、死体検案書 でも手に入れば、後は役所に死亡届を出し、火葬許可証を得る。これで、唯一の証拠である遺体は、消えてなくなる。そして、2週間待てば、保険金が下りて、 祝杯をあげられる。保険金から、オウム組織に対して報酬を支払う。着手しやすい成功報酬方式である。


暴力団:一般に、事業には必ず営業部門が必要である。殺人代行システムはあっても、ユーザーを把握できなければ仕事は入ってこない。そこで、暴力団出身のオウム構成員が活躍する。ヤクザこそが、一番需要家に近いところにいる。現役の暴力団員と組み、殺人依頼者を見つけ、売り込む。一回、成功すれば、味をしめた依頼者は、1年もしないうちに次の仕事を持ち込んでくる。


保険金:それでは、生命保険 金がそんなに簡単に、おりるのであろうか?結論から言うととても簡単である。金融監督庁は平成10年12月に生保業界に異例の通達を出している。その内容 は、1.被保険者の同意確認の強化、2.法人契約の適正化、3.保険契約及び保険金支払いにおける医師の関与の適正化、4.全般的な社内管理体制の見直 し、5.多重契約のチェック制度の強化である。それぞれが今まで大きな抜け穴のあったことを如実に物語っている。1.は、「被保険者の保険加入への同意 が、簡単に偽造できるものであった。」、2.は、「ダミー企業をでっちあげ、企業名で保険金を受け取ることができた。」、さらに、「被保険者に内緒で保険 を掛け、企業が保険金を受け取ることができた。」、3.は、「健診時に、運転免許やパスポ−トの写真で、本人の確認を取る必要がなかった。だから、替え玉 受診など馬鹿でもできた。もともと、偽造の身分証でも、シロウトの医者に判別できるわけはないが。」、4.「生保に本人確認の管理体制がなかった。」、 5.は、「受取金5500万円以下の契約は、生命保険協会に登録されないゆえ、小口で複数社に掛けても多重契約とはばれなかった。」ことを意味している。 つまり、犯罪者のやりたい放題のシステムを保険会社も監督官庁も容認してきたのである。システム自体が、保険金殺人を奨励していたのである。さらに、保険外交員も仲間に取り込めば、加入から保険金受け取りまで、全面的に不正行為の遂行に協力してくれる。 


こうして、絶対にばれない完全犯罪が実際に行われてきている。その実例を、実名を挙げて解説する。


東京都中央区銀座1−15−2の(株)アーテックでは、1996 年にまず最初の保険金殺人が行われた。当時専務の片山俊雄は、義理の母で、創業者の夫人であった当時の社長、荒木敏子が存命である限り、社長にはなれな かった。社長室長で経理専門家の中島幸一にそそのかされ、経営者大型総合保障制度を利用して、巨額の生命保険を荒木敏子に掛けた。そして、片山が夫人と欧 州旅行に旅立った直後に、ターゲットは突然死した。晴れて、片山は社長の座を手に入れた。経営者大型総合保障保険であれば、巨額の保険を掛けても怪しまれ ることはない。


最初の殺人が、発覚せずに首尾良く、分け前を手にした中島は、次 の犯罪を計画した。片山の実父で、関連会社のカタヤマ&アソシエーツの社長であった片山俊三朗は、高齢でもはや出社もできなくなっていた。このままでは、 年齢的に経営者大型総合保障の更新もできなくなるゆえ、失効する前に消してしまうことを考えた。片山の実父であり、片山の同意を得るには苦労したが、結局 過去の犯罪で協力した経緯から、片山も最後は折れた。そして、実父の財産をほかの多くの兄弟たちに横取りされない算段をした上で、1998年12月に殺害 した。片山はこの会社の社長にもなった。


中島の強欲は、留まるところがなかった。次のターゲットを物色し ていたが、自分の配下の営業部長 岸洋一、営業課長 原信夫、そして自分の愛人の鈴木貴子と語らい、一番やりやすそうな営業課長、中川卓明の殺害を計画し た。中川が持つ裏利権の奪取も魅力であった。まず、中川の夫人である美雪に接近し、仲間に取り込むことに成功した。次に、片山には中川が過去の犯罪に感づ いていると虚偽の報告をし、殺害の同意を取った。今回は、多重契約の方法をとり、複数の保険会社に小口で加入した。正月明けの主要客先の賀詞交換会に出席 する名目で、一味と中川だけが、1999年1月4日に出社した。事務所で飲んだ、お屠蘇に混ぜられた遅効性の薬物により、中川は賀詞交換会の席で、予定通 り昏倒した。待たせておいたハイヤーで、オウム医師の待つ大森の病院に中川を運び込んだ。オウム医師は、3日間中川を昏睡させ、それから薬物で殺害した。 開頭手術もできないほどの重症のクモ膜下出血との虚偽の診断をし、司法解剖を回避するため警察内部の協力者とも連携し、誰にも疑われることなく完全犯罪は 成就したはずであった。中川夫人は、一銭の保険掛け金も支払わず、巨額の保険金を手にした。そして、予てからの約束どおり、中島に分け前を渡した。中島は 常務に、原は次長に昇進した。しかし、筆者を含めた周囲の数名は、彼らの犯罪にとっくに気づいていた。


中川の死亡とほぼ同時期に、第百生命のアーテック担当の外交員が 病死した。中川殺害案件について外交員に協力させたが、中島が分け前を出すことを惜しんで、かつ口封じのために中川同様の手口で殺したと、筆者は考えてい る。第百生命は、事後カナダ企業に実質的に買収されているが、旧第百の幹部は、社員が保険金殺人に関与していたことを知っているかもしれない。例え知って いても、カナダ人幹部に知れれば、監督責任を問われるゆえ、当然ながら、もみ消しに走るはずである。


中島は、筆者の殺害を98年以降何度か計画したが、筆者の日常行 動が不定形で、どうしてもうまく行かなかった。そして、筆者が、どこまで知っているのか、告発するのではと、怖くなってきた。中島は、一味の中で一番弱い 部分を始末しておきたかった。万が一、発覚しそうになったとき、まず最初に崩れるのは小心者の片山である。片山を消してさえおけば、後のメンバーは口を割 ることはないし、もう一度巨額保険金の詐取もできる、アーテックの実権まで手に入ると考えた。秘密裏に片山に経営者大型保険を掛け、準備万端であった。し かし、片山の殺害を実行すれば、筆者が騒ぎ出すと恐れた。そこで、筆者をまずは仲間に引き入れ、頃合を見て抹殺しようと考えた。しかし、筆者は仲間入りを 承諾するどころか、一般社員の前で、中島に喧嘩を売り出した。このままでは、筆者の口から犯罪の概要が一般社員にばれると危惧した中島は、咄嗟に原の手配 した薬物を筆者のワインに混入させた。トリアゾラムか覚せい剤の類であったため、筆者は前後不覚に陥った。多量の場合、生命に関わる薬物ではあったが、し ぶとく生き残った。薬物の検体の分析は、第三者に託してある。中島は、改めて、9月1日の夜の筆者の殺害を計画したが、察知した筆者に直前に逃げられた。 手におえなくなった一味にかわり、オウムが筆者の抹殺に乗り出してきた。しかし、筆者が彼らの正体をオウムと知っていることに、驚愕し手を引いた。7人の 信者が筆者に顔を見られ、乗用車のナンバーを控えられ、写真を撮られた。特に面白かったのは、筆者の写真を隠し撮りした信者が、筆者に見咎められ、慌て近 くの花を撮っている振りをしていたことである。超望遠レンズで、近くの花を接写しても、あまり良い写真は撮れないと思う。また、監視役の信者を逆に筆者が 監視し、たっぷりご尊顔を拝謁の上、追跡させていただいた。オウムには、もう少しまともな人材はいないのか?一方で、中島は証拠隠滅と、口止めのための買 収に全力を挙げている。犯罪者の常として、証拠さえなければ、逃げられると考えている。しかし、いくら隠蔽しても犯罪を犯したという事実は、決して消えな い。隠せば隠すほど、隠したという事実が残ってしまう。もはや、逃れる道はない。犯罪はもとよりペイしないものである。絞首刑が待っている。片山は、事実 の多くを知らされていない。中島は、片山が動揺するような情報を与えず、片山の海外逃亡・自首・自殺を阻止しようと必死である。中島は、収監されるまで一 日たりとも片山から目が離せない。そして、中川夫人にも眼を配らなくてはならない。二人とも口封じに殺してしまえば、手っ取り早いが、筆者が騒ぎ出すのは 解っている。筆者を殺害したところで、ホームページにまでなってしまった情報は、一人歩きして「犯人は、中島とオウム・原の親交のある暴力団員である。」 と喧伝して回る。今まで、同様の情報を発信したマスコミ・保険会社・法曹関係者・オウム専門家・警察関係者の数は、もはや覚えてすらいないほど多い。彼ら は、現在では、まさかそんな凶悪犯罪があるわけはないと思っている。しかし、一旦、片山、中川夫人、筆者もしくは、周辺の人間に何か起これば、誰もが事実 に驚愕する。そして、夕刊紙が、華々しく書き立てる。もはや、中島とその一味は、死刑になるか、自分で死ぬかの選択肢以外残されていない。それとも、オウ ムに殺されるか?


オウムの関わる保険金殺人は、アーテックだけで起こった事実では ない。東京都杉並区堀の内2−21−10の(株)ムサシノキカイでは、会長の加藤孝と愛人の菱垣淑子が中心となり、経理の不正を働いてきた。菱垣がオウム のヨガ道場に通ったことから、オウムとの接点が出来た。仮払いの誤魔化しを見つけて、ゆすってきた技術課長の高杉周一をオウムに頼んで、抹殺したのが、す べての転落の始まりであった。高杉は、現在でも行方不明となっているが、山中に埋まっているか、オウム施設で焼却処分されている。オウムは事後、ムサシノ グループの脅しに掛かり、舎弟企業化に成功した。オウムの規制薬物の保管や流通に協力させていたが、サリン事件で状況がまずくなった。保管場所である武蔵 野産業東松山工場の社員2名を口封じと保険金詐取の目的で、殺害した。ムサシノ社員にも分け前を与え、協力させた。さらに、証拠隠滅と火災保険詐取の目的 で、同工場倉庫に放火、全焼させた。ムサシノ幹部にも実入りはあったが、大半はオウムに吸い上げられた。現在では、ムサシノグループ内にオウム信者が入り 込み、管理を強化しているであろう。東松山のドンである某元大臣とオウムとの関係も取り沙汰されたことがあるが、ムサシノと何か関わりがありそうである。 一体どんな町なのか?


オウムの末端信者は、生きることに真剣であるがゆえに、社会の中 で自分の居場所を見つけられず、悩み苦しみ、オウム真理教に救いを求めた。洗脳され、正気を失った彼らは、幹部の言いなりになり、集金活動に従事させられ ている。幹部は、オウムの教義など、どこかに置き忘れ、金儲けのために信者を扇動している。オウムが新法施行以降、実質的に活動できなくなることを予測 し、自分たちだけはたっぷり財産を確保できるよう、殺人代行会社だけは、存続させようと画策している。医療関係の信者は、いまさら脱会も出来ず、幹部の言 う通り、人殺しを続けるしかない。


末端信者を救う唯一の方法は、上述の凶悪犯罪を露見させ、資金調 達の手段を奪うことである。洗脳された信者は、騙されていることに気づき、実家に帰っていくかもしれない。金の入らなくなった教団は、次第に痩せ細り、自 然消滅するであろう。生きる苦しみを持つ彼らのほうが、毎日を刹那的に生きる、思想のない大多数の若者よりも、遥に期待できる存在である。オウムを叩くこ とで、彼らの社会復帰を目指そう。


この事件で、日本の社会のもつ多くの不具合を垣間見ることが出来 る。政界も官庁も警察も民間もすべて、まともに機能していない。幹部の保身のため不祥事をもみ消し、圧力団体に屈して、情報公開を遅らせることが、結果と して犯罪者に便宜を図っている。知能犯には、全く何でも出来る馬鹿馬鹿しいほど間抜けな社会体制である。社会のトップが、理念の欠片もない尊敬できない存 在であれば、末端の職員がどんな犯罪に手を出そうとも、当然至極のことである。警察官が、犯罪被害者を脅して、肉体関係を迫ったり、金品を要求するなど、 どこかの発展途上国の話ではなかったのか?それとも、警察はヤクザに看板替えしたのか?まず、情報を全面的に公開し、犯罪を出来ない社会体制を作るべきで ある。国民総背番号制を導入することに、プライバシーの侵害につながると批判する連中がいるが、脱税するプライバシーなどあっては困る。犯罪に関与してい ないなら、どんな個人情報であろうと、なんら支障はないはずである。このままでは、日本は世界の笑い者になり、世界中の犯罪者の楽園になってしまう。


上述の犯罪が露見し、国民の各層から社会体制の見直しの声が上がることを、心より期待する。国家を変えるのは、私利私欲に走る政治家でも官僚でもない。我々、一般国民の一人一人である。


1999年10月10日




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