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58歳重症男性(東京)、アビガン投与翌日に解熱・酸素投与中止、4日で陰性に。アビガン、よくやった!

58歳重症男性(東京)、アビガン投与翌日に解熱・酸素投与中止、4日で陰性に。アビガン、よくやった!


発熱・下痢症状を伴う新型コロナウイルス肺炎に対しヒドロキシクロロキン,ロピナビル/リトナビルを投与したが増悪しファビピラビルが著効した1例


1)東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 総合診療部


http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200415_7.pdf


(抜粋)翌 4 月 6日全身状態が悪化し、酸素投与が必要となった。39℃台の発熱の持続と1日 20 回程度の水様性下痢を認めることから、4 月 7 日胸腹部 CT 検査を行った。肺野に新たなすりガラス影を認め、腹部は小腸と大腸に液体貯留と小腸ガスの軽度貯留を認め腸炎が示唆された(Fig3)。臨床所見,炎症所見の増悪,急性腎障害の併発から重症例と判断し、4 月 7 日よりファビピラビルを開始した。投与開始 24 時間後の 4 月 8 日には解熱傾向を認め、酸素投与も中止、消化器症状も著明に改善した。既往にある喘息症状が出現したことから、4 月 8 日から CIC の吸入を行った。4 月 11 日に鼻咽頭ぬぐい液の PCR を提出し陰性であった。なお HCQ、LPV/RTV、ファビピラビルの適応外使用に関しては院内倫理委員会の承認と本人の同意を得て使用した。




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