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千葉の80代後半女性、アビガンで生還!

ファビピラビルを早期投与し軽快した 80 代後半の COVID-19 肺炎の 1 例

独立行政法人 地域医療機能推進機構 船橋中央病院

石川 哲 中山 静 小島 彰


http://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_casereport_200402_1.pdf


入院後経過(Table 2):入院当日(X 日)、ファビピラビルの適応外使用となる投与について、ご本人、ご家人に説明し、インフォームド・コンセントを受けた。

X+1 日夕刻よりファビピラビル投与開始。

X+3 日 朝から労作時呼吸困難、食欲低下が消失。

X+4 日朝からは安静時昼間の酸素吸入が不要となり、37.5℃未満へ解熱した。画像の悪化は遷延し、夜間仰臥位でのSpO2 低下が見られたが、双方とも緩徐に改善した。

X+16 日より PCR が連続で陰性化し、X+18 日退院となった。


ファビピラビルによる有害事象として、報告されている AST や ALT の増加や下痢症状はなく、好中球数減少は X+4 日 に 3,600/μL であった。 X+7 日 8.4mg/dL と尿酸値増加があり、X+8 日よりフェブキソスタット 10mg を内服開始し尿酸値は徐々に減少した。いずれもファビピラビル投与継続に大きな支障とはならなかった。


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情報感謝。


千葉の病院で、80代後半の女性。アビガン投与3日目で、呼吸困難・食欲低下が消失。4日目で酸素吸入不要に。解熱。肺画像も改善。


16日目で、連続陰性。18日目に退院。





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