新型コロナウイルスで新型肺炎になったら治療薬はアビガン錠
266 回視聴•2020/02/12
8:20~ 「 で、治療ですが、なんと、日本はこの新型コロナウイルスに効くお薬、もう開発済みだったんですねー。えーと、アビガン。」
「開発済んで、製造も終わって、しかも日本はそれを200万人分備蓄することに決まっている。」「もう今備蓄しているということで」
「新型インフルエンザ用に備蓄している」「新型インフルエンザ効くとして備蓄しているけれど、アビガンは新形コロナウイルスにも有効なんですよ。」
「というのは、作用機序がRNAポリメラーゼ阻害剤ということで、ウイルスが細胞の中で増える時にRNAポリメラーゼでメッセンジャー?RNAを伸ばしてどんどん作っていくわけですけれど.....それを阻害する。そうするとウイルスは自分の複製を作れなくなっちゃって。」
「そういう機序なんで、RNAに作用するということで、メッセンジャーRNAを使って増殖するウイルスに全部共通ですから、新形インフルであろうと新型コロナであろうと、どっちもアビガンが有効なんですね。」
「ただ、副作用の危険があるということで、だから、一般的に普通の病院で使われていないんですけれど、新型肺炎死亡する危険がありますので、もし日本で大流行が起きて死ぬかもしれないという時には当然のことながらこのアビガンを使うことになります。生命に危険がある時は副作用の危険があっても危険性の高いお薬を使うことになる。」
「アビガンは、使う前に厚生労働省に申請しなければいけない。厚生労働省からは平成30年13日に通知が出ているけれども、「新型インフルエンザ発生時の国が備蓄しているファビピラリの放出方法について」がネットで見れる。予め、富山化学工業と契約しておいた方がいい。厚生労働省に申請して、その病院でアビガンを治療薬に使うことができる。新形コロナウイルスで入院した人にアビガンを投与して使うことができる。」
「新型コロナウイルス感染症の感染経路、症状、治療方法について」
福富院長の話を、2020年2月13日に多摩境内科クリニックにて収録
●感染経路
飛沫感染 接触感染 エアロゾル感染
糞口感染
●潜伏期間
※潜伏期間は24日間?
◇新型コロナウイルス:症状がでるまで(潜伏期)24日間?
★無症状の潜伏期間にもヒトヒト感染をおこす
ウイルスがヒトの体内の細胞の中に侵入し、
24日間かけて増殖しながら次々と無数の細胞に感染していく。
体内の多数の細胞内でウイルスが増殖しているのに、
無症状のことがある。
咳などの症状がなくても、
その24日間の潜伏期間に2019-nCoVは、周囲に感染していくらしい。
●症状:最初は軽い風邪程度のことが多い
WHOの医師 Dr.Sylvia Briand談
軽い風邪 80%
肺炎になるのは 15%
●症状:咽頭痛が初期症状のことあり
新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症患者 3 例の報告 3症例のうち、2症例の初期症状は咽頭痛。
◇新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症患者 3 例の報告
国立国際医療研究センター
●症状:胃腸炎
症状が咳でなく、吐き気や下痢などの胃腸炎症状のこともある
●検査
咽頭ぬぐい液などをPCR検査
●治療
◇アビガン(ファビピラビル)
*RNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤
*富山大学医学部の白木公康教授が
富山化学工業(富士フイルム富山化学)と
共同研究で開発。
◇新型インフルエンザ用に備蓄されているアビガンは
新型コロナウイルスにも有効
*新型肺炎の場合は生命の危険があるので
副作用の危険があっても使用を検討した方がよい
◇厚生労働省からの通知 平成30年3月13日
「新型インフルエンザ発生時の国が備蓄しているファビピラビルの放出方法について」
*国において200万人分備蓄する
*医療機関は富山化学工業株式会社と契約しておく
*使用する際は厚生労働省に申請
■多摩境内科クリニック 2019-nCoV
東京都難病指定医 総合内科専門医
多摩境内科クリニック 院長 福富 充 2020年2月13日収録